AMMAN #1

ヨルダンのクイーン・アリア空港に到着です。


フライトアテンダントの写真を撮りました。が、この後、他の乗客から「女性を断りなしに写真を撮るんじゃない」と注意されました(本当)。
そんなもんか。

1万円を現金で現地通貨ヨルダン・ディナール(JD)に換金。
最初に70JD渡され、「領収書をよこせ」と言ったら一旦金を返すように言われ再度75JD渡されました(怒)
他の乗客から「断りなしに領収書を要求するんじゃない」と注意されました(嘘)。


アンマン行きのリムジンバスに乗車します。


ここで中国人のシンさん、イさんと会いました。彼らとは旅行の全体を通して会うことになりました。


アンマンの街に到着です。


リムジンはムジャンマ・シャマリと呼ばれるアンマンにある5つバスの発着所のひとつに到着しました。
さらにタクシーで少し街の中心から外れたサンライズホテルに向かいます。3JD。
当初、マンスール(香田)ホテルに宿泊予定でしたが変更。

サンライズホテルに到着。いきなり過剰な歓迎振り(^_^;)




部屋はシングル(部屋自体はダブル)で20JD。まぁこんなもんか。
トイレには紙はありません。アラブでは紙は使わず横にあるシャワーまたは水で洗います。シャワーのお湯もぬるい。


イさん、シンさんと近くのレストランへ夕食を食べに出かけました。
イスラムの国なのでアルコールがありません。


翌日。
寒い! ドバイが昼はかなり暑かったのでこちらもとおもいきや、最高気温は7度!?天気予報でも連日低い。しかも朝から雨だよ!


イさん、シンさんはなんとシリアに行きたいとのこと。二人は安全と言うので、私も安全ならいってみようかと予定変更を検討。
ところがホテルオーナーは、
「4日前に俺の知り合いのバス運転手がシリアのダマスカスに向かっている途中で、銃を持った人達に制止を命じられて無視して行こうとしたら発砲され、彼と乗客全員40人以上が殺されたばかりだ。シリアに行きたくなくても行かねばならない人がいるのに、なぜお前達は行くんだ。」

この質問に、シンさんは「私は紛争、戦争のある場所を見たい。そのためにヨルダンに来た(マジかい(^_^;))」と答えていた。

そんな事件は聞いたことないと思ったのでグーグって事件を確認。そんな事件やはりありませんでした。(ヨルダン人は信頼できん)
が、報道規制のあるシリアでは連日ニュースにすらならない暴動があるようだ。

さらにオーナーは
「コウダを知っているか。彼は俺の制止を無視してイラクに行き殺されたんだ。」

あの事件ははっきり覚えている。イラクにいた香田生証さんがアルカイダに人質にされ、殺された事件だ。
私は安全でも一応行きたいかぁくらいなのであっさり断念。

このような昨晩からのホテルオーナーの制止にも関わらず意を決した二人。

さらにシンさん、シリア行きのバスの券買所の反対に対しても粘る。が、バスに搭乗できませんでした。


結局、騒ぎを聞きつけたあるタクシードライバーの申し出で一人100USドル払いダマスカスへ向かう二人。(これで見納めか?(^_^;))


そして、この夜、二人は国境でビザが取得できずにホテルに戻ってきた(^_^;)。
そこまで行きたいなら俺だったら裏ルートを使うな。

さて、私はというと、普通の観光モード。ローマ帝国時代の遺跡、ジェラッシュに向かいます。

ホテルからムジャンマ・シャマリ(バスの発着所)までタクシーで移動し、そこからジェラッシュまで一般の市民が利用するバスに乗る予定です。

ところがタクシードライバーとの以下のやりとり・・。

ドライバー:「今日はジェラッシュ行きのバスは動いていない。バスが横転した。だから俺がお前をジェラッシュまで乗せていく」
ミノール:「ムジャンマ・シャマリまででいいから、そこで降ろしてくれ。」
ドライバー:「本当に動いていないんだ。だからジェラッシュまで行く。信じてくれ。親切で言っているんだ。あそこを歩いているのは俺の友達だ。おーい、元気か!」
ドライバー友:「よう。」
ドライバー:「なぁ、ジェラッシュ行きのバスは動いていないよな」
ドライバー友:「ああ、動いてない。」
ミノール:「いい、そこで降りるから。そこで確認するから」
ドライバー:「いや、乗せていく」
ミノール:「そこで降りるって言ってんだろ!<`ヘ´>」
ドライバー:「わかった、ムジャンマ・シャマリまでだな。」

ってかんじでムジャンマ・シャマリで降りる。

このとき4JD。当初だから相場はわからないからそんなものかと思ったが倍ぼったくられた。
通常はせいぜい2JD。タクシー乗るたびにこれからこのやり取りをするのかと思うと憂鬱になる。
※ちなみにジェラッシュからの帰りにもタクシードライバーに「タクシー乗らないか?バスは動いていない」といわれたが、すぐにバスに乗れた。<(`^´)>



ここはバス、タクシー、セルビス(乗り合いタクシー)に乗れるのだが掲示がなにもなく発着場所がわからない。
ツーリストにとってヨルダンでは何事も地元の人とのやり取りが必要みたい。
コーヒーを買い、店の人にジェラッシュ行きのバス乗り場を尋ねる。

指差された方向を見ると既にバスが待機していたのでコーヒーをこぼしつつ慌ててバスに乗った。

運転手にジェラッシュ行きのバスが横転したか確認すると、何のこと?ってかんじ。

「ジェラ、ジェラ、ジェラ、ジェラ、ジェラーシュ」と大声で乗客を集める。1JD。


さて、乗ったはいいがこのバス、座席が客で埋まるまでずっと待っていて、一時間以上車内で待機(^_^;)

待ち時間含めて2時間以上も乗っているので現地の人と知り合いに。「じゃぱーん、そにー、とよた」


乗客で唯一英語の話せる彼。
「俺はアメリカが嫌いだ。日本、中国は大好き。俺は空港で働き、兄さんは三菱で働いていて日本にも行ったことあるんだ。」



さて一時間くらいで、ジェラッシュの遺跡へ。

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